○長時間の立ち仕事や歩行により、踵が痛む
○階段を昇る際や、つま先立ちなどで痛みがひどくなる
○朝、起床して最初の 1 歩目に痛みを感じるが、歩くうちに徐々に軽減し、夕方になって歩行量が増えるに従い、再び痛みが強くなる
○ランニング開始時は痛みを強く感じますが、運動を続けるうちに徐々に軽快し、長時間になると再び痛みが強くなるなど
このような症状は「足底腱膜炎」や「アキレス腱付着部症」と呼ばれる疾患の初期かもしれません。
<足底腱膜炎とは?>
足底筋膜は、足の裏(足底)にある膜で足のアーチを保つ重要な組織です。
立って足に体重がかかると足底腱膜に負荷がかかります。
長時間の立ち仕事・歩行・体重増加・スポーツによって、足底腱膜(踵の骨に付着する部分)に過大な負荷が集中して、痛むようになると考えられています。
歩行は可能な場合が多いのですが、放っておくと難治となることがあります。
<アキレス腱付着部症とは?>
アキレス腱は下腿三頭筋から続く、人体でもっと大きい腱です。
アキレス腱が踵の骨に付着する部分が痛くなり、ランニングやジャンプ動作の繰り返しによるストレス、使いすぎが原因となることが多いようです。
足底腱膜炎と同様、放っておくと慢性化して難治性となることもあります。