指を曲げたり伸ばしたりするときに、指が引っかかる疾患です。
これは腱鞘(腱が通るトンネルのようなもの)が膨らみ腱の通り道が狭くなることや、腱が太くなり腱鞘を通りにくくなることで起こります。
スポーツ・仕事で指を多く使う方や更年期・妊娠出産期の女性に多く発症します。
また糖尿病やリウマチの方にも発症しやすいと言われています。
<ばね指の診断>
ばね指は骨に異常を起こしていないためレントゲンでは診断ができません。
そのため、医師による検査で症状の出ている指や手の熱感や腫脹、圧痛の有無を確認することで診断を行います。
また、指の動きに伴う引っかかり感も診断をする上で重要な所見です。
<ばね指の症状>
○指の付け根を押すと痛む。
○指の曲げ伸ばしに伴い、指が引っかかる。
ばね指の症状は起床時に強く見られることが多いです。