人間の体は汗をかくことで体温の調節をしていますが、湿度が高くなってくると汗が皮膚の表面から蒸発出来なくなり、体内の熱が上手く発散出来なくなります。
雨が多いことによる湿度の上昇で、この状態が続いてしまうと、体の水分代謝が滞ってしまい、この時期体が「重だるい…」と感じることが多いことが考えられます。
また、人間の体の60%は水分で出来ており、この水分が血液として回収されにくい心臓から遠い場所、手足や顔はむくみを感じやすい部分になります。
体に溜まってしまった余分な水分や湿気によるむくみの緩和に、カリウムというミネラルがあります。
体には、塩分濃度を一定に保とうとする働きが有りますが、食事からの塩分が多いと体の塩分の濃度を薄めるために水分を溜めこもうとするので、むくみやすくなってしまいます。
カリウムは余分なナトリウム(塩分)の排出を促す作用が有るので、塩分摂取過剰が原因の場合、むくみ予防に効果が期待できます。
カリウムはきゅうり、とうもろこし、アボカド、なす、枝豆、トマト、ズッキーニなど夏野菜に多く含まれますが、水分も多いので、体を冷やすことにならないように、血行を促進して体を温める食材の生姜、山椒、にんにく、ネギ、と一緒に摂ることがおすすめです。
梅雨本番になる前にカリウムを摂取してむくみ予防を試してはいかがでしょうか。