アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉の腱に相当するアキレス腱に炎症が生じた状態を指します。
長時間のウォーキングなどで、アキレス腱に対して運動負荷が繰り返しかかることが原因となります。
アキレス腱炎では、かかとに痛みや圧痛が生じます。
また、アキレス腱周囲に腫れや熱感などを伴います。
治療では、局所を冷やし、安静を保つことが大切です。
<原因>
アキレス腱炎は、アキレス腱に対して運動負荷が繰り返しかかることで発症します。
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ場所に位置しており、歩く、走る、ジャンプする、といった動作に関連して負荷がかかる部分です。
そのため、長時間のウォーキング、間違ったフォームでの長距離走などを重ねることで、アキレス腱炎が引き起こされます。
アキレス腱は年齢を重ねるにつれて徐々に弱くなり、運動負荷が掛かる際に炎症を起こしやすくなります。
また、扁平足の方、底のすりへった靴などを履いて運動をする方などもアキレス腱炎が発症しやすいです。
<症状>
アキレス腱炎では、アキレス腱に相当するかかとに痛みや圧痛が生じます。
また、アキレス腱周囲の腫れや熱感などを伴います。
こうした症状は、運動時に惹起されやすいです。
朝方を中心に、アキレス腱の痛みやかかとの動かしにくさを自覚することもあります。
慢性化すると、かかとにしこりのようなものが形成されることもあります。
アキレス腱炎が増悪すると、ちょっとした日常の動作でも痛みが引き起こされてしまい、日常生活に支障が生じることがあります。
<改善策>
アキレス腱付近に違和感程度でも今後痛くなる可能性がある為、早めの対処が必要です。
ふくらはぎの張り感が強くなる為、ストレッチを入念に取り入れて、姿勢などからも負担がくる事がありますので、姿勢改善も入れてあげると根本からの改善を図れます。