3.下半身冷えタイプ
上半身は冷えていないのに、お尻や太もも脚が冷えているタイプです。
このタイプは、加齢により血管が細くなったり、筋力が衰えたりすることで、下半身が血行不良になって起こります。
第二の心臓と呼ばれている「ふくらはぎ」の筋力が弱くなると、足元の血液を心臓に送り返せず、血液循環が悪くなっています。
また、太ももやお尻は脂肪が蓄積されやすく、運動不足や体の冷えによりセルライトが生じます。
セルライトは、老廃物や余分な水分が脂肪細胞に付着してできた塊のことで、毛細血管や水分の通り道であるリンパ管を圧迫し、循環を妨げるため体を冷やします。
塩分や水分を多く取ってむくんでいる人や、長時間のデスクワークをしている人にも、多いタイプです。
<対策>
・太ももやふくらはぎの筋力をつける
(階段を使う・かかとの上げ下げ運動をする・スクワットをする など)
・下半身のストレッチやマッサージをして血流やリンパ液の循環を促す
・デスクワークなどで長時間同じ体勢の場合は、時々立ち上がって歩いたり、足のマッサージをしたりして、血液が滞らないように注意する
・むくんでいる場合には塩分や水分を控えて、利尿作用のあるカリウムの多く含む食品(野菜など)を多くとる
・血流を妨げるようなタイトな洋服は避ける
4.全身冷えタイプの対策方法
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このタイプは、基礎代謝が低下している高齢者などに多くみられるタイプです。
また、慢性疲労や甲状腺の機能低下による場合もあります。
症状が辛い場合には、一度病院に受診することをオススメします。
基礎代謝を上げるためには、食事をバランスよく取り、適度な運動をすることが大切です。
そして、靴下や腹巻きなどで体を冷やさないよう心がけ、体を内側から温めてくれる食材を取るのもよいでしょう。
他のタイプの冷え対策方法も試してみて下さい。