体がだるいとは、どのような状態をいうのでしょうか。
体のだるさは、医学的には倦怠感と呼ばれる症状です。
肺炎やインフルエンザなどにかかり高熱を出すような場合には、全身が重くだるくなるでしょう。
このように、倦怠感は病気のときにあらわれる症状でもあります。
しかし、病気以外でもだるさを感じることは多く、さまざまな原因が考えられるのです。
<体のだるさを感じる仕組み>
だるさは、体が発する危険信号のひとつとされており、休息を必要としているサインです。
体の状態を一定に保とうとする働きを恒常性またはホメオスタシスと呼びますが、一定の状態が保てなくなりそうだというときに発せられる症状がだるさなのです。
だるさのほかに、熱や痛みなども体の恒常性に対する危険信号とされています。
だるさには、肉体的なだるさと精神的なだるさがあります。
スポーツなどで体を動かすと、一時的な疲労によって肉体的なだるさが出ることもあります。
肉体的なだるさは、休息をとれば短期間で回復することが多いでしょう。
しかし、精神的なだるさはストレスなどから生じるものが多く、慢性的にだるさを感じる原因になることもあります。
過労によるだるさのように、肉体的なだるさと精神的なだるさをあわせ持っているような状態になることもあります。