どうすれば体調不良を起こりにくくさせることができるのか、具体的な対策についてご紹介していきます。
<① エアコンの設定温度を25~28℃にする>
「自律神経が対応できる気温差は5℃程度」と触れたとおり、オフィスや作業場で外気温の差を極力少なくし、自律神経の働きを妨げないようにすることが重要です。
エアコンの設定温度は25~28℃に設定することをおすすめします。
暑さを感じる場合は、扇風機やうちわで風を直接身体に当てることで体感気温を下げるようにして対処しましょう。
<② サーキュレーターを利用する>
扇風機やサーキュレーターを利用しながら効率よく部屋の温度を下げる方法です。
夏にエアコンを使用していると、暖かい空気が上にたまる状態になります。
頭の辺りが涼しくなるまでには時間がかかるため、冷房を強く入れがちになってしまいます。
冷房の設定温度を下げたり、風量を上げたりする代わりに扇風機やサーキュレーターを利用して部屋の空気をかくはんすることで、より早く部屋を涼しくすることが出来ますのでお勧めです。
<③ 除湿機を使う>
湿度は10%変化すると体感気温が1℃変化すると言われています。
湿度が下がると汗が蒸発しやすく、身体の熱が放出されやすくなるため、同じ温度でも過ごしやすくなります。
除湿機は運転時に発熱してしまいますので、うまく冷房と組み合わせるようにしましょう。
<④ エアコンの風向きに注意する>
身体が火照っているときは、エアコンの冷風が身体に直接当たると気持ちよく感じますが、長時間冷風を浴びることは自律神経を乱し、クーラー病を引き起こしやすくなります。
身体に直接風が当たらないように、自然な空気の流れを感じられる風向きにしましょう。
<⑤ 調整できる服装をこころがける>
オフィスや取引先など、冷房を調節しづらい場所では服装を調整しましょう。
上に羽織るカーディガンやひざかけ、調節しやすい前開きのジャケットを用意すると便利です。
<⑥ 食事や飲み物にも気を付ける>
冷房時はアイスクリームや、冷たい飲み物など、身体を冷やす物は控えめにし、寒いと感じる前に温かい飲み物や食事を取ることを心がけましょう。
<⑦ 運動や入浴によって体温を保つ>
適度な運動で体温を保つことも大切です。
エアコンの冷たい空気は下の方にたまるため、足先を動かすことで冷えにくくなります。
また、入浴もシャワーだけで済まさずに湯船に浸かることで、身体を芯まで温められるでしょう。