気象病にならないためには、重要なのは天気や季節変化から受ける影響を少しでも減らし、痛みなどで体調を崩してしまう回数を減らすことです。
そのため、自律神経を整えて寒暖差や気圧の変動に耐えられる体づくりを心がけましょう。
まずは自分が自律神経が乱れやすいかどうか、チェックしてみましょう。
あてはまる項目が多いほど、自律神経が乱れやすい傾向があります。
・乗り物酔いをしやすい
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・暑い季節にのぼせ、寒い季節では冷える
・雨が降る前にめまいや眠気を感じやすい
・最近、体を動かす機会が減っている
・肩こりがある
・新幹線や飛行機に乗ると耳が痛くなる
・偏頭痛持ち
・几帳面な性格
・ストレスを感じやすい
チェックの数が少なくても自律神経の乱れには注意が必要です。
下記にご紹介する予防と対処法を実践しましょう。
<朝食は必ず食べる>
1日3食を守ることが大切ですが、特に朝食は、寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるのに大きな役割を果たすので欠かさないようにしましょう。
また、気象病対策にはビタミンB1が有効です。
痛みや自律神経のメカニズムとも深く関係している、脳の栄養素・糖質を体内でエネルギーに換えてくれる際に不可欠です。
ビタミンB1が多く含まれているのは豚肉、うなぎ、玄米などです。
<ゆっくり長くできる運動をする>
自律神経を安定させるために取り入れたい運動は、ウォーキングや軽めのランニング、水泳など、ゆっくり長くできるものです。
なかでも水泳は自律神経の働きによい刺激を与えてくれます。
体温より低い水の中でゆっくり体を動かすと、体の代謝がじわじわと上がっていきます。
クロールや平泳ぎを何キロも泳ぐ必要はありません。
水の中をゆっくり歩くだけでも効果があります。
朝食をきちんと取り、適度な運動をし自律神経の乱れを予防していきましょう。