春先から気温が上がり始める頃に、だるさや体の動きにくさを感じていた方はいると思います。
気分もすぐれず、やる気が起きない。
自分でできる改善方法を教えていきます。
春はフレッシャーズの方、異動や転勤の方以外でも変化が多い時期ですね。
気候も冬から夏に向けて大きく変わり、それに伴い体調も影響を受けやすくなります。
気づかないうちに疲れやストレスをためていませんか。そのようなときは生活習慣の見直しが大切です。
私たちの体は自律神経により体温や血圧、発汗、免疫、ホルモンの分泌などを調整しています。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、朝昼夜の時間帯と場面に合わせてバランスを変化させます。
昼には交感神経が優位に、夜には副交感神経が優位になるのが一般的です。
ところが、「春バテ(五月病)」のように疲れやストレスがたまるとその働きが乱れます。
食事は、朝昼夜のリズムを整えるのに役立ちます。
また、食事内容を見直して自律神経の働きに関連する栄養素の補給も心がけるとよいでしょう。
<自律神経を整えるための食習慣をご紹介します。>
1.1日3食食べる
朝食を食べると、日中は交感神経が優位に、夜は副交感神経が優位になり、リズムを整えやすくなります。
2.朝:昼:夕=3:3:4
朝昼夜の食事量は「3:3:4」の割合を目安に。
夕食は早めに済ませて、内臓も休ませましょう。
食事時間が遅くなるときは、量を軽めにしたり、油を控えたりと消化のよい食事を心がけます。
3.大豆製品と乳製品を食べる
大豆製品や乳製品にはカルシウムが豊富です。
カルシウムは神経伝達を安定させ、緊張や興奮を鎮めます。
ストレスでイライラするときなどは、納豆や豆腐、牛乳、ヨーグルトなどをいつもの食事に追加するとよいでしょう。
4.果物を食べる
「猫にマタタビ」ということわざをご存じでしょうか。
マタタビの名前の由来は、昔、山道で疲れ動けなくなった旅人が、マタタビの実を食べたところ疲れも取れ、また旅を続けることができたことから「又旅(マタタビ)」の名が付いたようです。
マタタビの実を頂きたいところですが、人には同じマタタビ科の果物「キウイ」がお勧めです。
キウイには疲労回復に効果があるビタミンCを多く含み、1個で1日の推奨量の半分以上をとることができます。
5.会話や運動でリフレッシュを
身近な方と話したり、疲れない程度に心地よく体を動かしたりするとストレス解消になります。
散歩もかねて外で昼食を食べたり、同僚や同期、家族、友人と会話を楽しみながら食事をしたりしましょう。