健康維持の面を見ても、しっかりと対策をしたい「家の中のカビ」。
カビが発生する「高温」×「高湿度」×「エサ」の3要素のうち、「エサ」となるホコリを徹底除去するのは、まず効果的な対策の一つです。
カビリスクを減らすために今のうちに掃除したい、7つのことをご紹介します。
1、まず晴天の日中「換気」が前提。家の湿気を根こそぎ追い出す
気候が少しでもカラリとしている時期や、湿気が少ない日には特に意識して、少しでも湿気を追い出すべく換気を行うようにしましょう。
○できるだけ「対角線の窓」を開けるのが、効率よく空気を流すポイント
○窓の開け方は・・・空気の入り口は狭く、出口は広く!
2|換気扇&換気フィルターを、きれいにする
それでは、ここからは掃除してきたいスポットをご紹介。
24時間換気なども換気に効果的ですが、そもそも論として、その通り道が詰まっていては換気効果は半減しますよね。
空気がスムーズに通り、除湿効果も高まります。
3|洗濯槽のクリーニング
ジメジメ時期の大きな悩みの一つである「洗濯物の臭い」は、洗濯槽の見えない場所にある雑菌やカビが洗濯物に付着することが原因になることも。
そして何より、「キレイ」にしているつもりのお洗濯なのに、実はカビだらけのお水で洗ってるなんて…考えるだけでイヤですよね。
4|エアコンのフィルター掃除
エアコンの中やフィルターに汚れが溜まりやすいのはご存知の通り。
梅雨の湿気と温度が重なると、カビの温床になります。
さらに、エアコンは空気を吹き出すため、エアコン内が清潔でないとカビ菌をまき散らし体調不良の原因になったり、カビの胞子が家中に広がめることとなり、いわば「カビの種」を撒くことにもつながります。
梅雨に入る前にしっかりフィルターを洗って乾燥させましょう。
5|衣替え/大物のお洗濯/タオル・下着のつけおき洗い(除菌)
洗濯物が乾きにくくなる時期が来る前に、大量のお洗濯ものや大きなカバー類は一気に片づけておくのが吉。
特に、洗濯乾燥機などが使えない素材・浴室乾燥機などを使用してもなかなか乾かないものは要注意です。
6|お風呂の大掃除&防カビ対策
浴室周りで、油断するとあっという間についてしまう「水垢(みずあか)」。
水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが乾燥したものなので、水を使う以上はどれだけ気を付けてもついてしまう汚れの一つです。
そしてこの水垢…なんとカビの大好物! 梅雨の前に、一度徹底的にやっつけておくのが安心です。
7|ホコリが溜まってるクローゼット奥…衣装ケースや靴箱を掃除
「ホコリ」の温床となりがちなのが、衣装ケースやクローゼット、靴箱。押し入れの奥の方も要注意です。
面倒でも、一度お洋服や靴、収納ボックスをどかして、ホコリをお掃除しておきましょう。
8|食品をしまう冷蔵庫・パントリー内も、カビ対策を。
冷蔵庫内のあらゆるスペースを掃除・消毒。併せて食材整理も。
温度が低いはずの冷蔵庫も、場合によってはカビが生える場合が。
記事の冒頭で、カビは「20~30℃を好む」とお話ししましたが、実は「5℃」ほどあれば増えることができるんだとか…!
「冷蔵庫」の中には気づかないうちにこぼれた調味料や肉・魚の汁、野菜の水分などがあることが多く、カビの栄養の宝庫です。
高湿度の梅雨時期になるとさらにカビリスクが高まるので、しっかり掃除しておきたい場所のひとつです。!