気温が上がってくると注意したいのが熱中症。
熱中症は夏本番だけでなく、湿度の高い梅雨のシーズンに発症することもあるため、対策しておく必要があります。
また、熱中症は屋外だけでなく屋内でも発症リスクがありますので、運動時は十分に注意して取り組んでください。
ここでは、運動時に注意したい熱中症予防のポイントを見ていきます。
<こまめな水分補給>
屋内における運動時でも、必ずこまめな水分補給を忘れないようにしましょう。
運動時の飲み物は、次のような物がおすすめです。
●0.1~0.2%の塩分を含んだ飲料
●100ml中にナトリウムが40~80mg含有されているスポーツドリンク
●温度が5~15℃の飲料
また、運動量の多いスポーツを行う場合は、適度な糖分を含む飲料が疲労回復に役立ちます。
<吸湿性・通気性の良い服装で行う>
体を動かして汗をかくため、吸湿性や通気性に優れた素材のウェアを選びましょう。
できるだけ、薄着を意識することも大切です。
また、屋外で活動する場合は、帽子を被り頭部を日光から守りましょう。
<適切に休憩をとる>
運動時の休憩は、30分に1回程度が推奨されています。
風通しの良い、直射日光のあたらない場所で休みましょう。
休憩には、「体温を下げる」「水分補給をする」という2つの目的があります。
冷やしたタオルで体を拭いたり、ウェアを着替えたりして、しっかりと体温を下げてから運動を再開しましょう。
<熱中症リスクの高いスポーツは避ける>
ランニングやダッシュの繰り返しなどのハードなスポーツは、特に熱中症のリスクを高めてしまいます。
また、防具や厚手の衣服を着用して行う柔道、剣道といった武道も熱中症にかかりやすくなるため、この時期は避けたほうがいいでしょう。
<自分の体調と相談しながら行う>
体調不良時は無理に運動せず、体を休めることを優先させましょう。
例えば、風邪気味のときや胃腸の調子が悪いとき、脱水状態になっているときなどは、特に熱中症のリスクが高いため、運動は中止してください。
また、次のような場合も熱中症にかかりやすいため、自分の体調と相談しながら運動を行いましょう。
●前日にお酒を多く摂取した
●朝食を抜いている
●寝不足
など熱中症になりやすいリスクがありますので、体調管理には気をつけましょう。
本格的な夏を迎えて体力不足に悩まないためにも、梅雨時も適度に体を動かすことを心掛けましょう。
家の中でできるストレッチなどの簡単なエクササイズももちろんいいですが、屋内でできるスポーツもたくさんあります。
楽しく効率的に生活へ運動を取り入れてみましょう。