今回の腰痛症で痛めやすい筋肉、【脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)】をご説明していきます。
・物を持ち上げる動作(前屈姿勢)が多い
・立ちっぱなしや座りっぱなしなど同じ姿勢を保つことが多い
・スマホを不良姿勢で見ることが多い(頭を前に倒す)
と言った動作が多いと脊柱起立筋は痛めやすくなります。
脊柱起立筋は、頭蓋骨から骨盤まで背骨に沿ってついている長い筋肉です。一般的に、背筋と呼ばれています。棘筋(ちょくきん)、最長筋(さいちょうきん)、腸肋筋(ちょうろっきん)の3つの筋肉で成り立っています。
背骨をまっすぐに保つ働きがあり、正しい姿勢の維持には欠かせません。脊柱起立筋が弱くなると、前後のS字カーブが深くなり、腰に負担がかかりやすくなります。
脊柱起立筋の腰痛の特徴とは?
肩甲骨周辺の背中やわき腹、お尻など腰の痛みだけでなく、広範囲に痛みなどの症状を引き起こすことが特徴です。また、普段から日常的に使用する筋肉なので、症状が慢性化し、長期間痛みを出現させてしまうことも脊柱起立筋由来の腰痛の特徴です。