腸内環境を整えるには、善玉菌のエサを摂って腸内細菌を育てるだけでなく、善玉菌そのものを摂取して補っていくことも重要です。
なぜなら、腸内にどのくらいの善玉菌が生息しているかはわからないから。
エサと一緒に、善玉菌そのものを摂取するのが効率的です。
<食事からの摂取が難しい酪酸菌>
善玉菌は、味噌やヨーグルト、漬物、キムチなどの発酵食品から摂ることができます。
ただ、善玉菌の中でも酪酸菌を含む食品はぬか漬けや臭豆腐くらいしかなく、食品から酪酸菌そのものを摂取するのは難しそう。
酪酸菌が作り出す「酪酸」という短鎖脂肪酸は、大腸の主要なエネルギー源になり、腸の正常なはたらきを支える役割を果たしています。
一般に、腸内に存在する酪酸菌の比率は腸内細菌全体の20%以下とされていますが、中には酪酸菌がほとんどいない人も。
腸の健康にとって重要なはたらきをする酪酸菌を増やすには、酪酸菌配合のサプリメントや整腸剤を取り入れてみるのも1つの方法です。
食物繊維たっぷりの食事と組み合わせて、サプリメントや整腸剤を上手に活用しましょう。
<善玉菌が含まれる食材>
味噌、醤油、ヨーグルト、チーズ、漬物、日本酒、納豆、キムチ
など