腸活を行う上で、おすすめの食べ物をご紹介します。
普段から体にいいと思って摂取しているものでも、実は腸にとってあまり良くないものもあるかもしれません。
<生の野菜・生の果物・生の発酵食品>
生の野菜、果物は多くの酵素を含んでいます。
酵素は消化をサポートすることで、未消化物を残さないよう腸内環境を整える重要な物質です。
しかも酵素は今日たくさんとったから明日は大丈夫、と言えるものではありません。
毎日せっせと摂取しなければいけない物質なのです。
また、生の食品をおすすめする理由は、47度以上の熱を加えると酵素は壊れはじめ、働きがなくなってしまうからです。
発酵食品は菌が生み出す酵素の力を利用して作り出された食品です。
酵素も含まれるため、積極的に摂取することをおすすめします。
しかし、現代では添加物などを含んだ発酵食品も多く売られているため、なるべく無添加のものをおすすめします。
<白湯・水が胃腸には良い>
水分を摂取する場合は、ジュースでもお茶でもなく水がおすすめです。
水は血液の流れをよくし、新陳代謝を促してくれます。
白湯は体の体温を下げることなく水分を取ることができます。
体内温度が0.5度下がるだけで免疫が下がることがわかっています。
水分を取る場合は、なるべく余計なものが入っていない、体の温度と同じか少し高いくらいのものを取るようにしましょう。
<動物性たんぱく質は魚で摂るようにする>
動物性たんぱく質を魚から摂ることをおすすめする理由は、動物の体温によって脂の形状が変わるという脂の特性があるためです。
人間より高温の牛肉や豚肉などの肉は人間の体内で脂が固まり血液を汚します。
一方、魚は人間よりも体温が低いため、脂が体内でもさらさらな状態になるのです。
【腸活で不向きな食材は?】
腸活を行う上で、不向きな食べ物をご紹介します。
<肉などの動物性たんぱく質は不向きという説もある>
肉などの動物性たんぱく質が腸活に良くない理由は、動物性たんぱく質には食物繊維があまり含まれていないからです。
食物繊維が少ないと便の量が極端に少なくなり、最終的には憩室(けいしつ)と呼ばれるポケット状のくぼみが腸内にできます。
そして、憩室に停滞便がたまるようになり、結果的に腸内環境が悪化してしまうのです。
<精製してある穀物>
精製済みの穀物の見た目は真っ白で、きれいです。
白米、白砂糖、小麦粉、食塩など、私たちの食卓に溢れています。
ですが自然界に真っ白な物はほとんどありません。
茶色く色を帯びている、もしくは食品本来の色があることがほとんどです。
私たちが普段何気なく食べているものはほとんど精製後の食品なのです。
精製する、ということは栄養のある部分を削ぎ落とすことと酸化しやすくなることを意味します。
この方法だと大事な栄養素が捨てられることになります。
食品を選ぶ時は、なるべく茶色いもの、黒いもの、自然由来の色の物を選ぶようにしましょう。