便秘や下痢など便の悩みを抱えていませんか? なかなか人に相談できず困っている方もいるかもしれません。
便の悩みだけでなく、腹部の張りがとれなかったり、おならが止まらなかったりする時は、腸内環境のバランスに問題があるのかもしれません。
今回は、そんな方のために「腸活のための運動」をご紹介します。
運動といっても激しく身体を動かすわけではなく、誰にでもできるかんたんな五つのエクササイズです。
おなかの調子が悪い状態が続いたら、ぜひチャレンジしてみてください。

<今日から運動を始めてみましょう。>
○五つのカンタン腸活エクササイズ
腸活のための運動は、アスリートのようなトレーニングではなく、軽いエクササイズで十分です。
すぐに始められる簡単なものなので、さっそくチャレンジしてください。
毎日続けることで、おなかの調子がよくなるのを実感できるでしょう。
ここでは五つの腸活エクササイズについて説明します。
1.ウォーキング
腸活に効果が高いといわれているウォーキングをしましょう。
ウォーキングをする際には、1日9,000歩以上歩くことが望ましいです。
しっかり足を動かして長い距離を歩くことで、便を押し出す役割を担う腸腰筋が鍛えられます。
腸腰筋に刺激を与える歩き方のコツは、できるだけ大股で、ひざをあまり曲げずに歩くことです。
ただ歩き続けるだけでなく、階段の上り下りなどを取り入れて負荷を加えると効果がアップします。
2.足上げエクササイズ
足上げエクササイズは、「椅子に座ったまま足を上げる」だけ。
運動が苦手な人やひざなどに痛みがある人、普段デスクワークが多く運動不足が気になっている人でも、手軽に毎日続けられる運動です。
→片方ずつ足を上げる、椅子に座ったまま足踏みをするなど、いくつかのバリエーションを組み合わせて構成すると効果的です。
ひとつの動きにつき、10回程度を目安にしてください。
大切なのは、常におなかの筋肉を意識しつつ、背筋を伸ばして行うこと、ひざの角度を90度に保つことです。
正しい姿勢を保ちながら丁寧に足を動かすことで、腸腰筋が的確に鍛えられます。
3.ひねり&伸ばしエクササイズ
おなかをひねったり伸ばしたりするエクササイズは、おなか周り全体に適度な刺激を入れ、血流を向上させることで代謝がアップします。
さらに腹筋と背筋を鍛えることにもなり、真っすぐな正しい姿勢が保ちやすくなります。
1)ひねりエクササイズ
椅子に座り、脚を組みます。
そのまま腰から上全体を片側にひねり、静止したまま深呼吸します。
身体を正面に戻し、足を組み替え、今度は反対側にひねります。
2)伸ばしエクササイズ
正面を向いた状態で片手をまっすぐ上に挙げ、手を下ろしている側にゆっくりと上半身を倒します。
倒したまま数秒間キープしたら最初の体勢に戻り、反対側にも倒します。
残り2つのエクササイズは次の投稿でご紹介いたします。
お楽しみに。