足底筋膜は、指5本からかかと1点に繊維組織がつながって、アーチを描いています。
このため人間の足は、土踏まずのところが凹んでいるのが通常です。
しかし、この土踏まずがつぶれてしまっている状態が、扁平足。
座っている時にはきちんと土踏まずがあっても、立つなど足に体重をかけると扁平足になってしまうという人もいます。
このように扁平足の人は、土踏まずを形成するアーチが低下しているため、歩行、ランニング時に衝撃を吸収しきれなくなり足底筋に痛みが発生すると言われています。
【扁平足・足底筋膜炎になる原因は?】
かかとからつま先の間に弦のように張っている足底筋膜は、衝撃をやわらげる働きを持っています。
この足底筋膜に大きな負担がかかると、扁平足になり、そこから痛みをともなう足底筋膜炎が発症する恐れがあります。
扁平足・足底筋膜炎になる主な原因は、激しい運動です。
ランニングなどで多くの負荷がかかることで、かかと付近の足底筋膜が損傷してしまうんですね。
このため足底筋膜炎は若い男性アスリートに多く見られる症状ですが、実は激しい運動をしていなくても足底筋膜炎になる危険性があります。
それは、筋力の低下や体重の増加。
こういった要素も足に負荷がかかる原因となるため、足底筋膜炎は高齢者や中高年も注意が必要な病気です。