☆胃腸の調子を整えるポイント☆
○よく噛んで食べる
食べ物はよく噛むほどに細かくなって唾液と混ざり合うことで、消化されやすくなりま す。
また、噛むことで満腹感を得やすくなるほか、脂肪組織の分解を促す脳内神経系を活性化させる、胃液 や唾液をはじめとする消化液の分泌を高めるなど、さまざまな効果が得られます。
よく噛んで食べるために は“~しながら”食事するといったことは避け、食事を楽しむようにしましょう。
○決まった時間に食事をとる
一定の時間に食事することで体内のリズムが整い、胃腸の調子が整いやすくなります。
欠食などにより長時間にわたって空腹状態でいると、胃液の酸度が高いままとなり、胃の粘膜に障害を起こ しやすくなるので注意が必要です。
反対に、食べ過ぎや間食のし過ぎは、胃での消化吸収力が低下し、胃も たれなど胃のトラブルを招きやすくなります。
○胃腸にやさしい食材や料理を食べる
胃もたれ、胃痛には、胃酸の分泌の抑制や、胃の粘膜の再生を促すビタミンUが含まれ るキャベツ、セロリ、レタスを食べると良いでしょう。
便秘には、食物繊維が豊富でスムーズな便通をもたらす、きのこ類やさつまいもがおすすめです。
その他、だいこん、たまねぎ、魚の白身や豆腐、納豆、牛乳やヨーグルト、りんご、バ ナナなどが胃腸にやさしい消化の良い食材として挙げられます。
○脂肪は消化に時間がかかり、胃腸への負担が大きくなります。
特に、脂肪の多い肉類や 天ぷらは消化されるのに4時間前後かかるとされています。
肉類は脂肪の少ないものを選びましょう。
揚げ物も控えめに。
また、コーヒーや紅茶などのカフェインや香辛料の摂りすぎは、胃痛や胃もたれの原因 になるため気を付けましょう。
その他、空腹時の大量の飲酒は胃を荒らす原因となります。
おつまみとともに適量を楽しみましょう。
○生活習慣を整える
胃腸のはたらきは他の内臓や血管と同様に、自律神経によってコントロールされています。
ところが、精神的、身体的なストレス、寝不足や不規則な生活、運動不足によって自律神経が乱れると 、胃腸トラブルを招きやすくなります。
また、タバコは胃腸の血行を悪化させ、不調を招きます。
生活リズムを整え、適度な運動とバランスの良い食事を心がけましょう。