<5月病にならないためのアドバイス>
○会話でストレスを解消しよう
同僚や同期、家族や友人などとのコミュニケーションの機会を大切に。
悩みを話すことでストレス解消になります。食事も1人で食べる「孤食」はなるべく避け、リラックスできる時間を増やすことにつなげていきたいものです。
○栄養バランスのとれた食事を心がけよう
食事は一品で済ませるよりも、「主食・副菜・主菜」を組み合わせるよう意識してください。
不規則な食生活、偏った食事内容は脳内の栄養不足を招き、とりわけ感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」が不足しがちです。
セロトニンは動物性タンパク質に多く含まれる「トリプトファン」を原料に合成されます。
○質の良い睡眠のとり方
睡眠は疲労回復に重要な役割を果たします。
睡眠の質を上げるために、「起床・就寝の生活リズムを整える」、「夕食は寝る2時間前まで、入浴は1時間前までに済ませる」、「寝る前にテレビやパソコンを見ない」などの生活習慣を身に付けましょう。
○オフの日の過ごし方
オフの日は自分の好きなことに時間を費やし、仕事のことは忘れましょう。
体を動かすこともストレス解消法の1つです。
ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動でも、感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の分泌が促されます。
<上司や周囲の人の対処方法>
新しい環境で働く人に対して上司や周囲の人は積極的に声をかけるなど、孤立させないような気軽に相談しやすい職場作りに努めてください。
悩みがあるようならまずは受け止め、厳しく指摘しないことが大切です。
また、生活リズムが乱れている、同じ仕事なのに仕事の処理能力が落ちていることに気づいたら、専門医の受診を勧めてください。
<ストレスに負けない食生活>
<ストレスに負けない食生活>
「抗ストレスビタミン」とも呼ばれるビタミンCは、ストレスへの対処によって消耗する副腎皮質ホルモンの合成をサポートします。
ビタミンCはキャベツやトマト、グレープフルーツなどに多く含まれています。
また、豚肉や卵、牛乳、玄米などに含まれるビタミンB1は情緒の安定化に有効です。
特に牛乳や卵は神経伝達物質の合成を盛んにしてくれるトリプトファン、フェニルアラニンが含まれます。
また、トリプトファンには不眠症やうつの症状改善、フェニルアラニンには精神の高揚、抗うつ作用もあります。